間違いだらけのゴミ分別

ゴミを漁るカラスや猫による被害と対策

動物によるゴミ漁り被害

繁華街でカラスや猫がゴミを漁る問題を聞くことがありますが、住宅街でも同様の問題が起きています。

自治体によるゴミの収集日には、一般家庭がゴミステーションなどの指定場所に出すゴミを狙って、カラスや猫が集まる姿も目撃されているようです。各地域とも毎日ゴミの収集があるわけではないものの、一度であっても被害には遭いたくないでしょう。
実際にカラスや猫がゴミステーションに出してあるゴミ袋を食い破り、中身を散乱させている光景は気持ちのよいものではありません。また、単に見た目の問題だけでなく、交通の妨げになったり、衛生的な問題になったりもします。
そのまま放置するわけにもいかないため、自治会の役員や近隣の住民は、否応なく何があるかわからないゴミを片付けざるを得ません。

ゴミ漁り対策

そこで必要となってくるのが、ゴミ漁り対策です。
マンションなどの集合住宅では、ゴミ置き場に頑丈なボックスを設置し、カラスや猫が開けられないフタを付けているケースが見受けられます。しかし、戸建て住宅を中心とする地域では、同様の対策が難しい面があります。まずは費用の問題です。
次に場所の問題で、ゴミステーションと呼んではいるものの、狭い道路の端に過ぎないケースが少なくありません。このような場所では、構造物の常設は現実的ではないため、ゴミの収集時間帯にだけ使える対策が求められます。

場所にかかわらず実施可能な対策として、防護ネットの活用があります。
ゴミ袋の上からネットを被せる方法で、実際に導入している地域もある対策法です。ゴミの収集が終わったら、小さく折りたたんで端に置いておくことで邪魔になりません。費用的には個人でも買えるリーズナブルなアイテムが多く、自治会費からの捻出もしやすいでしょう。
ただし、ネットをしっかりと被せていないと、すき間から侵入されるため注意が必要です。
大きめのネットをしっかり被せ、端をめくられないよう処置しておけば侵入防止の確度が上がります。